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イエローライオン 種類:Sユニット カテゴリ:アーステクノロジー BP:3000 SP:! 必要パワー:4 追加条件:なし CN:5 特徴:イエロー/男 テキスト: ※レジスト 【ライオンバズーカ】「SP1」 ホールド状態の敵軍コマンドを好きな枚数選びリリースしてもよい。 そうしたとき、リリースした枚数以下の必要パワーの数字を持つ敵軍ユニットを1体選び撃破する。 (この効果は「レッドファルコン」または「ブルードルフィン」からコンビネーションするときはナンバーに関係なく発動する) フレーバー: オレは足掻き続ける…アイツらの魂だけでも救ってやりたいからな。 解説 ▼公式イエローライオンの残念スペックから一転し、BPが増えてレジストを得た ▼スカイアルファーの撃破版となるサイズとエリア無視の除去を行いつつストライクをこなす ナンバー無視効果が扱いやすく、ストライクレースでも除去合戦の両面で活躍してくれる ▼敵軍コマンドを5つまで埋めきった後に友よ君たちはなぜ?!の効果で敵軍コマンドをホールドさせる事により 最低でもパワー3のユニットを除去対象に取る事ができる
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【TOP】【←prev】【SUPER Famicom】【next→】 THE LION KING タイトル THE LION KING ライオン・キング 機種 スーパーファミコン 型番 SHVC-ALKJ ジャンル アクション 発売元 ヴァージンゲーム 発売日 1994-12-9 価格 9980円(税別) 【TOP】【←prev】【MEGA DRIVE】【next→】 THE LION KING タイトル THE LION KING ライオン・キング 機種 メガドライブ 型番 T-70083 ジャンル アクション 発売元 ヴァージンゲーム 発売日 1994-12-9 価格 7800円(税別) 【TOP】【←prev】【GAME GEAR】【next→】 THE LION KING タイトル THE LION KING ライオン・キング 機種 ゲームギア 型番 G-3363 ジャンル アクション 発売元 セガ・エンタープライゼス 発売日 1995-1-13 価格 3800円(税別) ライオンキング 関連 Console Game SFC THE LION KING MD THE LION KING Handheld Game GG THE LION KING 駿河屋で購入 スーパーファミコン メガドライブ ゲームギア
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【獅子ライオン】 イラスト:パクラー 獅子ライオン (6) モンスター:火属性・獣族 このモンスターは自分よりコストの低いモンスターに攻撃されない。 自分よりコストの低いモンスターに攻撃されないモンスター。 例えタップされていても、いくら攻撃力に差が付いても。コストが下回っていれば攻撃されないので、下克上を完全に阻止することができる。 協力をした場合も同様で、どちらか片方のコストが上回っていない限り攻撃対象として選ぶことはできない。 低コスト対策に入れておけばほぼ間違いないカードと言える。 イラストで踏まれているのは【カマ・セルドロフ】であろう。上には上がいるのである。 ■フレーバーテキスト 佇むは王たる威厳 ■関連項目 モンスターカード 攻撃されない
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【名前】 ライオン・コア 【読み方】 らいおん・こあ 【登場作品】 仮面ライダーオーズ/OOO など 【分類】 オーメダル/コアメダル 【OOO対応】 ヘッドコア 【コンボ】 ラトラーターコンボ 【グリード】 カザリ 【色】 オレンジ 【詳細】 ライオンの紋章が刻まれたオレンジのオーメダル。 カザリを構成するコアメダルの1枚。 オーズドライバーのスロットで読みこんだ場合、ライオンヘッドを形成、自身の聴力が優れる効果がある。 鬣(たてがみ)の部分にて「光」を乱反射し、広範囲へと強烈な閃光を放つ「ライオネルフラッシャー」を装備している。 能力は亜種形態でも使用可能だが、猫系コアメダルを揃えたラトラーターコンボとなると、川の水を一瞬で蒸発させるほどの熱量を放出するまでに強化される。
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LION/ライオン 所属 CBRN GIGN 本名 オリヴィエ・フラマン 出身地 フランス、トゥールーズ 誕生日 1985年8月29日(32歳) 身長 185cm 体重 87kg アーマー ●●○ スピード ●●○ 固有アビリティ EE-ONE-D EE-ONE-Dで敵の動きを探知し、戦場の状況を把握できる 2回使用可クールダウンがある。 強さ ★★☆ 重要度 ★★☆ +略歴 経歴 保守的で裕福な家庭に生まれる。両親と姉のソフィーは、医師で敬虔なカトリック教だったが、オリヴィエはその家業も信仰も嫌っていた。彼は優れた知性を持っていたが、性格は傲慢で、その知性を恵まれた環境に抗うことに使った。遊び呆け、期待を裏切り続けることを楽しんでいたが、ある日恋人のクレアを妊娠させてしまう。彼はクレアに中絶を勧めたが、彼女はそれを拒否した。その事実を知った両親は、ついに彼を家から追い出した。意気消沈した彼は、酒とドラックに溺れ、病院の世話になるまで堕落した。18才の頃、自暴自棄になりホームレスのような生活を送っていた彼は、そこまで来てようやく目を覚まし、生きる目的を求めてフランス陸軍に入隊する。軍での生活は厳しくも充実したものだった。オリヴィエは古い習慣を捨てるための努力を惜しまなかった。クレアには会うことを拒否されていたものの、新たに生まれた息子のために彼女に送金するようになった。そして第2級戦場救助者として認められ、第2竜騎兵連隊のCBRN対応部隊に入隊した。また、連隊のベルトラン牧師とも良い関係を築いた。ベルトランはオリヴィエが自分の行いを悔いていることをクレアに伝え、2人が再会する機会を設けた。一度は生まれてくることを拒んだ息子、アレクシスに会い、オリヴィエは自分の行動の軽率さと現実に打ちひしがれることとなる。都合が悪いという理由だけで、恋人に身勝手な中絶を強要したことを後悔した。さらに、クレアには再婚の予定があり、アレクシスにはすでに”パパ”と呼ぶ男性がいた。彼は愛する者に苦しみを与えた自らの行いを悔い、仕事に支障をきたすほど落ち込んだ。ベルトラン牧師はそんな彼に手を差し伸べ、その甲斐もあってオリヴィエは立ち直り、再びカトリック教を信仰するようになった。オリヴィエは自分の過ちを正すためなら、どんなことでもすると誓った。より一層の努力を重ね、多くの挑戦と向き合った。やがて生物災害のエキスパートとして国家憲兵隊治安介入部隊(GIGN)への参加が認められ、ドローンを駆使して隔離区域の維持にあたった。どれほどの痛みが伴おうと、感情に左右されることなく常に任務遂行を優先して行動した。スーダンでの黄熱蔓延時、現場調査チームを守ろうと必死に働く荒々しい姿が彼のニックネームの由来になった。大声で叫ぶ彼を恐れてギャングが逃げて行ったことから、地元住人から”Lion”と呼ばれたのだ2015年、軍は彼に第2竜騎兵連隊を指揮し、蔓延するエボラ熱に対応する医療班を支援するよう求めた。しかし現場でDocの同僚含む、複数の医療スタッフが死亡する悲劇に見舞われる。この際、オリヴィエが安全のために取っていた措置が悲劇の原因になったと信じるDocと対立することとなり、2人の軋轢はレインボー部隊でも続いている。フィンカはCBRNのスペシャリストとしてオリヴィエを推薦し、シックスはそれに同意した。オリヴィエはサセックスに上陸し人々を毒していた謎の霧の源をフィンカと共に明らかにし、すぐに自身の価値を証明した。しかしオリヴィエ自身は、この功績が霧の発生源を特定するドローンを用意したトゥイッチのおかげであると言っている。オリヴィエは極力息子に関わるよう努めた。だがアレクシスは彼を父と呼ぶことができず、オリヴィエも父親としての日々を過ごす方法が分からずにいた。お互いの関係はぎくしゃくしていた。一方、カトリックへの信仰を取り戻したことで、両親と姉との関係は改善に向かっていた。軍人になるという決断は歓迎されなかったものの、彼はもはや、かつての無分別な反抗を繰り返す人間ではなかった。彼は決して救いを求めて兵士になったわけではない。ベルトラン牧師は常々神の赦しについて説いているが、オリヴィエは自分自身の過去をしっかりと背負って生きている。 性格 衝動的行動を否定し、規律を重んじている。規律は彼に秩序を与え。自らの卑劣な部分を制御できるようになっていた。それは良心や傲慢さによって自分の決意が揺らぎ、多くの犠牲が生まれることを防いでくれる。彼は自分自身の過去を背負って生きており、肉体的な過酷な活動を進んで行うことで自らを限界に追い込んでいる。しかし彼の傲慢さは、GIGNやレインボー部隊で反感を買っている。Docは、彼が医療現場に必要な患者への思いやりに欠けていると考えており、彼は、Docの博愛主義を弱点だと考えている。トゥイッチはその争いに巻き込まれることを快く思っていない。GIGNではモンターニュを最も信頼している。訓練中の失言でモンターニュがサッチャーに殴られた時、ライオンの取った行動でGIGNとSASとが衝突しそうになった。 訓練 フランス陸軍第2レベル戦線医療トレーニングGIGN、第2竜騎兵連隊 関連分野での経験 西アフリカのエボラ熱流行、サセックスでの活動、ラッサ熱流行 備考 自由時間のほとんどを教会での活動にあてるか、自宅での読書や、若かりし頃に聴いた音楽に費やし、トラブルとは無縁の生活を送っている。 装備 メインウェポン ダメージ 装弾数 サブウェポン ダメージ 装弾数 ガジェット 固有アビリティ V308(アサルトライフル) 44 50 LFP586(ハンドガン) 78 6 スタングレネード EE-ONE-D 417(マークスマンライフル) 69 20 GONNE-6(ハンドキャノン) 10 1 クレイモア - SG-CQB(ショットガン) 53 7 - - - - - 固有アビリティ 敵の動きを探知し、戦場の状況を把握することができる。 3カウント後発動、敵にも3カウントの表示が出る 3回使用可。連続では使えない。 追記* トッケビのロジックボムの解除、屈伸、補強、視点変更だけでは反応しない。 ミュートのガジェット付近に居れば反応しない。(ミュートのガジェット無効側に立っている場合反応する) クールダウン20秒 赤ピンが立つ仕様に変更 +初期の仕様 使用回数が3回から2回に変更。 動いたらずっと赤く縁どられていたが止まれば消える仕様に変更。 クールダウン10秒から20秒に変更。 417(マークスマン)装弾数が10から20に変更。 クレイモアからハードブリーチングチャージ。 ハードブリーチングチャージからクレイモアに変更。 P9(ハンドガン)からGONNE-6に変更。 コメント欄
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【種別】 用語 オーメダル セルメダル 【用語】 ライオン・セル 【よみがな】 らいおん・せる 【登場話】 第1話~ 猫系のライオンの模様が刻まれたセルメダル。 【メダルの種類】 タカ・セル 鳥系 クワガタ・セル 昆虫系 カマキリ・セル バッタ・セル ライオン・セル ネコ系 トラ・セル チーター・セル 【セルメダルを使用する装備】 鴻上は現代に誕生したオーズへ装備をプレゼントとしている。 ライドベンダーライドベンダー マシンバイクモード ライドベンダー マシンベンダーモードタカカンドロイド タコカンドロイド バッタカンドロイド 大剣メダジャリバー 【関連するページ】 オーズバッシュ オーメダル カマキリ・セル クワガタ・セル セルメダル タカ・セル チーター・セル トラ・セル バッタ・セル
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ノヴァグラップラー - ワービースト グレード〈2〉 ノーマルユニット (インターセプト) パワー 9000 / シールド 5000 / クリティカル 1 自【R】:あなたのバトルフェイズ中、このユニットが「ライオンガール」の効果でスタンドした時、そのターン中、このユニットのパワー+5000。 フレーバー: ライオンガール ノヴァグラップラー - ワービースト グレード〈1〉 ノーマルユニット (ブースト) パワー 7000 / シールド 5000 / クリティカル 1 自【R】:あなたのバトルフェイズ中、このユニットがスタンドした時、このユニットと同じ縦列にいるリアガードの「ライオンボーイ」を1枚選び、スタンドする。 フレーバー: 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 使ってみたいと思う 4 (36%) 2 強いと思う 4 (36%) 3 面白いと思う 2 (18%) 4 弱いと思う 1 (9%) その他 投票総数 11 コメント
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【人食いライオン】 種族 ライオン系 クラス 2 説明 【人食いライオン】召喚モンスター 戦闘位置:地上ライオンの上位種。主な攻撃手段は噛み付き。体格が一回りほどライオンよりも大きくなる。攻撃力に優れ、昼夜を問わず活躍できる猛獣。 ステータス Lv.1時 器用値(±0) 敏捷値(±0) 知力値(±0) 筋力値(↑2) 生命力(↑2) 精神力(±0) スキル追加 Lv.1時 威嚇→裂帛 Lv.7時 自己回復[微] クラスチェンジ元 ライオン クラスチェンジ先 ライオンキング 融合情報 融合識別 《融合対象となる召喚モンスターです。もう1体召喚モンスターが必要です》 融合相手 ヴェノムパイソン 融合先 キメラ 備考 ・立派なオスライオンに近付く。・種族名を見たときのキースの感想は おい。 2つ目、自重しろ。・さらにクラスチェンジ先の種族名を見たときの読者の感想は おい。 自重しろ。 初出 198話 モンスターとして 識別結果 人食いライオン(オス) Lv.7 魔物 討伐対象 アクティブ 戦闘位置:地上 出現場所 S1W3 ドロップアイテム 人食獅子の牙 人食獅子の爪
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かなしいライオン 【投稿日 2006/08/13】 カテゴリー-笹荻 ……そしてシマウマと友達になったライオンは、このことを仲間のライオンに秘密にして、ときどきシマウマと一緒に遊びました。 仲間のライオンとは今までどおり狩りをしたり、鹿やウサギなどを食べたりしてすごし、シマウマと一緒にいるときは水ばかり飲んでお話をしたり、かけっこをしたりして遊んだのです。ライオンはシマウマが好きになっていました。 そんなことが続いたある日、仲間のライオンの一頭がこう言いました。 「いつも俺たちと狩りをしてくれて感謝してる。今日はお前が来る前に、すばらしいご馳走をしとめておいてやったぜ。俺たちはあとから行くから、先に行って食事していてくれないか?」 ライオンはちょうどお腹が空いていましたので、仲間に言われた岩場に行ってみました。そこには元が何の動物だったかは判りませんが、確かに仲間がしとめた獲物が倒れています。ライオンは喜んでこれを食べておりました。 そこに聞こえてきたのはワライカワセミたちの歌う声です。 「かわいそう、かわいそう、かわいそうなシマウマ」 「友達と間違えてライオンに声をかけた」 「ライオンはそう、シマウマが大好物さ」 「シマウマはかわいそうに、あっというまに噛み殺された」 「バカな友達を持ったばっかりに、バカな死に方をした」 「バカな友達のほうはほら、そのシマウマを食べているよ」 「かわいそうなシマウマ、バカなライオン」 「かわいそうなシマウマ、バカなライオン」 歌の内容に驚いていると、岩場の影から年取ったイノシシがあらわれました。イノシシはライオンに言います。 「鳥たちの歌のとおりだよ、ライオンさん。あんたと仲良しだったシマウマは、いまあんたの胃袋の中だ」 ライオンはそこから走って逃げ出しました。大きな声で叫びながら、大粒の涙を流しながら。自分が死んでしまえばいいと思いました。だって、大切な友達を食べてしまったのですから。誰か他のシマウマに蹴り殺されればいいと思いました。彼らの仲間を殺したのですから。 イバラの藪に飛び込みました。鋭いとげがライオンを傷つけますが、ライオンは死にません。深い谷へ身を投げました。とがった岩に体がぶつかりましたが、ライオンは死にません。 他の動物を殺して食べるのをやめようと思いたちました。ところが、お腹が減ってくると体が勝手に動物を殺し、食べてしまいます。どうしてもやめることができません。 何週間か経って、ライオンは仲間にそそのかされてシマウマを食べてしまった岩場に戻ってきました。シマウマの肉は、とっくに他の動物たちが食べ、そこには赤黒い染みしか残っていません。このあいだの年取ったイノシシがライオンに話しかけます。 「あんたは何か変わったかね?ライオンさん」 「俺は……やめたんだよ」 「肉を食べるのをやめたのかい?」 ライオンはイノシシに向かって悲しそうに笑い、言いました。 「変わるのをやめたのさ。俺は俺でしかないから、変われないんだ。俺はこれからも他の動物を殺して、食べて生きていくよ。その代わり、俺は俺と、俺の仲間の肉を食う奴ら全部を憎む。殺す奴なんか最低だ。肉を食う奴なんか最低だ。俺なんか、最低なんだ」 ライオンは乾いた青空に向かって大声で吼えます。泣きながら怒りながら、吼え続けます。 「俺はこれからも殺すよ。俺はこれからも食うよ。だけど俺は誰かを殺すたびに、俺は俺のことを殺したくなるんだ。食うたびに、俺が誰かに食われればいいと思うんだ。俺ができることはもう何もないよ。だから、俺は一生俺を許さずに生きて、一生俺を許さずに死んでゆこう」 ライオンの悲しい吼え声は、いつまでも乾いた青空に響いていました。 **** 「あ、荻上さんこんにちわ……ええっ?どうしたの、なんでそんなに泣いてるの?」 「あーん、ささはらさあんっ!」 笹原が部室に入ってきたとき、ただ一人部室にいた千佳は、ぽろぽろと涙を流しながら本を読んでいた。その有様に驚く笹原に、千佳はありったけの力で抱きついた。 「わっ……あれ、その本は大野さんが児文研から借りてきた……え、荻上さん、童話読んで泣いてたの?」 「ひっく、は、はいぃ……。ひっ、だ、だってライオンが、かっ、かわいそうなんですぅ」 「ああ、うん、よしよし。かわいそうだったんだ、うん」 笹原は千佳を抱きとめ、優しく頭をなでた。 「ライオンは他の動物を殺して食べなきゃならないのに、そのたびに自分のことが嫌いになるんです」 千佳が読んでいた本は、先月出版された童話の一冊だ。現視研と各方面にわたってつながりの深い児童文学研究会の会長から、サークル誌に掲載する新刊レビューの手伝いを大野加奈子が請け負ってきていたのである。 笹原たちも原稿書きの巻き添えとなったのだが、千佳に当てがわれたのがこの本だった。 「自分が好きになったシマウマを間違って食べちゃったのに、自分は死のうと思っても死ねないで、どんどん自分を嫌っていくんです。自分のしたことをいつまでも呪いながら、変われないままで生きていかなきゃならないんです」 「あ……そう、なんだ」 笹原はこの童話の内容は知らなかったが、話を聞いて読めてきた。かつてクラスメートを自分の趣味の餌食にしてしまった彼女自身に、千佳はそのライオンをなぞらえてしまったのだ。 「荻上さん……あのさ」 千佳を抱いたまま、笹原は言う。 「その話、ライオンは死んじゃうの?」 「死なないです」 「それならさ……ライオンは、かわいそうじゃないよ」 「……でも、だって」 顔を上げる千佳を、正面から見つめる。 「たぶんライオンは、自分は死んじゃだめだって思ったんだよ。死ねなかったんじゃなくて、死ななかったんだ。いま自分のことが嫌いだったとしても、生きていかなきゃって思ったんだ。そうすれば、いつか自分の生き方に折り合いをつけられる日が来るから」 「……え」 「本当の自分のことを知らないまま誰かに好きになられて、騙し討ちみたいに会えなくなってしまうんじゃなく……いつか自分のことを、『それでも好きだ』って言ってくれる相手が見つかるから」 笹原は千佳の肩を両手で抱いて、もとの椅子に座らせた。自分は彼女の隣に椅子を引いてくる。涙で濡れた絵本をめくりながら、どんな話だったのかを確認していった。 「ライオンは、自分が好きになったシマウマを食べちゃうのか。だけど、シマウマはそのことでライオンに死んで欲しいと思ったかなぁ?シマウマもライオンのことが好きだったのなら、ライオンが死ねばいいなんて思わなかったんじゃないかな?」 「でも、シマウマはライオンのせいで」 「失敗は誰にでもあるし、それが取り返しのつかないことだってあるよ。でも、それを全部ひっくるめて好きだって思うのが本当なんじゃないかな。……少なくとも、俺はそうだよ?」 「……」 「俺はさ、荻上さんの全部が好きだよ。荻上さんの顔も心も、腐女子なところも。俺と斑目さんでやおい妄想してるのも、攻撃的なワリに自爆体質なところも、全部まとめて荻上さんなんだから」 「笹原さん……」 「荻上さんは、昔いやなことがあったって言ってたけど、それでも自分は変われないって思ったんだよね?このあいだ、俺はきみを好きだって気づいて、きみにそれを打ち明けて、きみは俺を受け入れてくれた。きみが死んじゃってたら、こうはならなかったんだよ」 「それは……そう、ですけど」 「死ぬってことは逃げるってことだ。人が逃げないことを選ぶのは、一生を不幸せで終えるためじゃないよ。たとえばそれが『いま』じゃなくても、いつか自分が幸せになるためだ。自分のために不幸になった人がいるなら、その人のためにも自分は幸せになるべきなんだと思うな」 千佳は彼の言うことを黙って聞いている。聞きようによっては自分本位にも受け取れる説明を、一生懸命納得しようとしているのが笹原にも解った。 「荻上さん、荻上さんはいま、不幸せかな?」 「えっ?え……そんなことは、ないと思います」 「よかったぁ」 彼女の顔を覗きこみ、にっこりと笑う。彼女はこの笑顔に安心してくれるだろうか。 「あのね、俺も幸せ。きみと二人っきりで、こんな話できて。もしこの本読んだのが春日部さんだったらきっと一刀両断だよ、『甘ったれるんじゃねー』って。『食っときゃいいじゃん、馬肉だろ馬肉』ってさ」 「……そんなこと言いませんよ、春日部先輩」 かなり無理のある物真似に、千佳の口元がほんの少しほころんだ。ハンカチを取りだして渡す。千佳は黙って受け取って、涙のあとをぬぐった。 「あの……俺たち、付き合いだしてまだ少ししか経ってないけど……なにか不安なことがあったら、俺にも話してくれる、かな?その、自分だけで抱え込まないで?」 「……ありがとうございます」 「頼りないかもしれないけど……一応きみより2年ほど余分に生きてるし、少しは役に立てると思うからさ?ね」 ハンカチを両手で持って小さくうなずく。頬を染めてこちらを見つめ、ようやく嬉しそうに笑ってくれる。まだあまり多くはないが、この笑顔に出逢えるたびに笹原は幸せな気分になる。 この笑顔のためなら、俺はどんなことでもできる。童話の解釈のひとつやふたつ、どうってことないさ。必要とあれば物理法則だって塗り替えてみせる。 「荻上さん……」 千佳の細い肩に手を置く。 「……あ……」 今なら部室には自分たちだけだ。彼女がきゅっと身を硬くするのを感じる。 笹原が顔を近づけ、千佳は軽く目を閉じ、そして……そして現視研のドアが勢いよく開いた。 「こーにょにょーちわ~!あれ、笹原セン……パイ」 「やあ、朽木君。今日も元気だね」 「……笹原センパイ……なんでボクチンにそんなに急接近なさるのですか?」 その瞬間の笹原の動きは神がかり的だった。朽木の視線が千佳を捉える前に、彼の視界は笹原の顔で埋まっていたのだ。この位置なら、炎を吹き出しそうになっている千佳の顔は見えないだろう。 「いやははは、ちょっと今荻上さんと次の原稿の話しててさ、瞬歩と飛簾脚の体さばきはどう違うんだろうってことになって」 「おおうっ、今度は『ブリード』やるんスね!?カップリングは何でゴザイマスカ?」 「……茶×石?」 「くっはーっ!キターーー!」 「なんで朽木君がやおいで喜んでるのさ」 「……や、なんとなくノリで」 ともかく、窮地はしのげた。笹原は内心胸をなでおろした。もうしばらくこの位置で朽木の話につきあえば、千佳の呼吸も整うだろう。 ……そうさ、物理法則だって塗り替えてみせる。 自分の潜在能力にたまげながら、笹原は想いを新たにしたのであった。 おわり
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ライオン堂 らいおんどう (名)洋服店。特大サイズを専門に扱っている。もともとは力士向けの店。 [交]東京都墨田区両国4-30-10。JR総武線両国駅徒歩3分。 [頁]http //www.liondo.co.jp/ [同]BIG ONE